実生栽培~サボテンのまち春日井~

実生サボテンの生産全国ナンバーワン。

昔はサボテンの茎で衣類の汚れを拭き取ったりしたもので、シャボン(石鹸)の意をあてたものがサボテンになまったといわれています。
南北アメリカ大陸の熱帯乾燥地帯産のもので、日本には約300年前オランダ船によってもたらされました。

春日井市のサボテンの歴史は昭和28年頃、「緋牡丹」という真っ赤なサボテンに魅せられて、果樹栽培の副業としてのサボテン栽培を仲間に提案した事から始まります。
輸入の種は粗悪品ばかりで失敗の連続でしたが、転機は昭和34年、東海地方に大きな被害を与えた「伊勢湾台風」でした。

緋牡丹果樹農家の果樹も壊滅状態になり、サボテンの実生(みしょう)栽培に目途が立ちつつあったので、思い切って果樹栽培からサボテン栽培に転換。分業による委託生産システム(第1次生産(実生づくり)、第2次生産(育苗))など大量生産に成功し、全国の栽培者がまねのできない実生づくりによる一大サボテン生産地となりました。




第1次生産~実生づくり~

種子の約半分はメキシコ、南米等からの輸入です。あとは当地区で交配した種子を使用しています。
当地区で交配している品種は約200種もあります。

播種(はしゅ)の時期は、湿度の高い5月下旬~6月ごろの梅雨期。播種は2週間~1か月位で発芽し、稚苗は移植を行いながら約6か月間育苗し、直径1cm位になった幼苗を第2次生産者に委託します。

第2次生産~育苗~

金鯱第2次生産者は、第1次生産者から委託を受けた幼苗を1年~1年半かけて移植を行いながら育苗し、小苗~中苗(直径3~5cm位)までに育て上げ、販売品とします。

第1次生産者、第2次生産者の連携生産で、販売までの工程が分業で行われています。




栽培の様子

稚苗からの成長過程

イメージ

栽培の状況

サボテン栽培の技術指導は特別な指導機関があって行われるものではなく、先駆者から受け継いだ技術を基礎に、栽培農家がそれぞれ施設の作り方、用土の選定、播種(はしゅ)の方法、管理の仕方等について研究を重ね、技術の向上を図っているのが現状です。

春夏秋冬